INSTAGRAM / OPERATING MODEL

Instagram運用の進め方

リール制作をAI主体から実写撮影へ切り替えます。あわせて、企画と台本を自社側で持ち、撮影・編集を制作会社に依頼する体制へ移行したいと考えています。その狙い、役割分担の線引き、費用の考え方、そして社内で決めるべき事項をまとめました。

企画・台本=自社
撮影・編集=制作会社
8月撮影 1日に集約
9/10 ローンチ
OWN SCOPE
12 本/月
自社で企画・台本を持つ本数(リール8+第三者新規4)
OUTSOURCE
撮影・編集
スタジオ進行/編集/デザイン/投稿/レポート
SHOOTING
8/24
TikTok撮影日にIG分もまとめ撮りを提案
TO DECIDE
6 項目
社内で確認・決定が必要(05参照)
01
BACKGROUND

なぜ実写に切り替えるのか

AIを全面的に否定するわけではありません。「リールの主役になる部分は実写、補助素材はAI」という線引きに戻す、というのが今回の判断です。この線引きは7/16の定例で既に合意しています。

前提

線引きは7/16に合意済み

「テクスチャーや製品ビジュアルへのAI活用は問題ない。一方、人物が解説するトーク系リールへのAI使用はNG」で双方合意しています。今回は新しい方針ではなく、この線引きを商品カットにも適用したものです。

7/16 Instagram定例 議事録
評価結果

商品の再現が実用水準に届かなかった

同じ議事録で「まず既存素材で出力・評価することを先行させる」と決め、実商品でのテスト動画を依頼しました。結果、容器の形状と質感の再現が、ブランドとして出せる水準に達していないと判断しています。

7/22 テスト依頼 → 7/24 サンプル提出 → 7/27 判断
これから

AIは補助素材として使い続ける

図解・テクスチャー・背景・フィードのカルーセルなど、商品そのものが主役でない部分はAIで問題ありません。制作会社からも「支給商品画像+テクスチャー+フリー素材」の組み合わせが提案されており、こちらは歓迎します。

実写で撮る(リールの主役) 人物が話すカット/商品の実物カット 手に取る・使う・質感を見せる動き ブランドの信頼に直結する部分は、実物で見せる AIで作る(補助素材) 図解・イメージカット・背景・テクスチャー フィードのカルーセル、装飾パーツ 制作の速度と統一感を上げる用途として活用する
02
ROLE SPLIT

どこまでを自社で持ち、どこから依頼するか

結論として、「何を伝えるか」は自社、「どう見せるか」は制作会社で分けます。企画と台本を自社に寄せることで、品質のブレを止め、同時に委託範囲を明確にします。

制作工程 方針・投稿設計 何を発信するか 企画立案 テーマ・切り口・本数 台本・構成 セリフ・テロップ・演出 根拠・法務 一次チェック 撮影 機材・進行 編集・デザイン カット・テロップ 投稿・計測 運用・レポート 自社(何を伝えるか) 企画の質が結果を決める領域。医学的根拠と表現の管理もここに含む 制作会社(どう見せるか) 撮影・編集の実働。専門性と設備が必要な領域
工程担当具体的にやること補足
方針・投稿設計自社アカウントの役割、月間の投稿構成、公式と第三者の使い分け、ローンチへの導線設計すでに設計済み(別資料)
企画立案自社月間のテーマ選定、切り口の決定、投稿カレンダーへの割り付けTikTokと同じ進め方
台本・構成自社セリフ、テロップ、カット割り、演出指示、撮影に必要な小道具の指定制作依頼書を兼ねる
根拠・表現チェック自社+監修医学的根拠の裏取り、薬機法・景表法の一次チェック、出演者による医学監修最終確認者を決める必要あり
撮影制作会社スタジオ・機材の手配、撮影当日の進行、素材の管理月1日にまとめる
編集・デザイン制作会社カット編集、テロップ、BGM、AI素材の生成と二次加工、フィード画像、カバー台本の指示に沿って制作
投稿・計測制作会社投稿作業、スケジュール管理、インサイトのレポーティング現行どおり
理由 01

企画の質が、結果をほぼ決める

同じ出演者・同じ編集でも、切り口ひとつで再生数が数倍変わることをTikTokで確認しています。ここを外部に委ねている限り、品質は安定しません。

理由 02

根拠と表現の管理は自社にしかできない

医学的な裏取りと薬機法のチェックは、外部に投げると必ず往復が増えます。台本まで自社で作れば、この確認が制作前に完了します。

理由 03

委託範囲が明確になり、費用が具体になる

「どこまでやるか」が曖昧なままだと見積りが読めません。範囲を先に固定すれば、金額の議論が具体的になります。

現実的な線引き

自社が台本まで作るのは、月12本まで

公式リール8本と、第三者アカウントの新規4本の計12本を自社で企画・台本まで作ります。フィード4本・ストーリーズ8本は、リールから派生させる形で制作会社に企画から任せます。TikTokの企画も並行して見ているため、この本数が上限だと考えています。ここを超えると自社側がボトルネックになり、かえって遅延します。

03
HOW WE PLAN

自社側での企画の作り方

企画は感覚で作りません。TikTokの実績データから抽出した型があり、それをInstagramにも適用します。チームの誰が見ても同じ基準で判断できる状態にします。

伸びる型(実績から)

視聴者が「今やっていること」を否定する

  • 実績上位はいずれも「良かれと思ってやっていることが逆効果」という構造だった
  • 知識を教える型・啓蒙する型は数字が伸びていない
  • 問題提起をしたら、その場でできる答えまで本編に入れる
  • ラベル(専門用語)から入らず、視聴者が観察できる現象から入る
根拠の取り方

学会ガイドラインまで当たる

  • クリニックの解説記事で止めず、学会の診療ガイドライン本文を確認する
  • ガイドラインの推奨度で「医師が言い切れること/言えないこと」を線引きする
  • 出典の階層を台本に添えて、監修者が判断できる状態で渡す
  • 根拠が割れている論点は、断定させない
テーマ選定 月初に1か月分 根拠の確認 ガイドライン照合 台本作成 テロップ・演出まで 社内チェック 薬機法・監修 撮影・編集 制作会社 投稿・計測 結果を翌月へ
04
COST

費用の考え方と、交渉の順序

先に金額を議論すると水掛け論になります。設計 → 役割分担 → 費用の順序を守ります。この資料の02までが確定すれば、費用の議論は具体的に進みます。

論点

7/16の議事録に、相反する2つの記載がある

ひとつは「撮影は月1回、既存見積りに含む形で実施。通常は1撮影5万円〜」。もうひとつは「スタジオや人物モデルを使う撮影は追加費用(都度お見積り)」。どちらが優先するかは書かれていません。専門家を起用した撮影がどちらに当たるかで、費用の主張が変わります。一方的に据え置きを主張すると衝突するため、社内で許容範囲を決めてから交渉します。

こちらの材料

自社が台本まで作れば、委託側の作業は減る

企画・構成・台本を自社が持つ体制では、制作会社の作業は撮影と編集に限定されます。「作業が増えたので追加費用」という主張に対して、範囲の事実で応じられます。費用の話に入る前に、役割分担を確定させるのが順序として正しい理由がここにあります。

コスト削減の提案

TikTokの撮影日に、Instagram分もまとめて撮る

TikTokとInstagramは同じ制作会社との契約です。8月のTikTok撮影は8/24の1日で確定しています。ここにInstagram用の撮影も乗せられれば、出演者の拘束が1日で済み、スタジオ費・機材費・移動費も1回分に圧縮できます。担当窓口が分かれているため社内調整は必要ですが、実現できれば費用の争点そのものが小さくなります。制作会社への打診を優先度高で行いたい項目です。

05
TO DECIDE

社内で確認・決定が必要な6項目

ここが決まらないと、制作会社への回答が固まりません。優先度の高い順に並べています。上の3つは今週中に決めたい項目です。

#決めることなぜ必要か確認先期限
1 撮影費の許容範囲 実写に切り替えた場合、既存見積り内で収まるのか、追加を認めるのか。上限が決まらないと交渉に入れない。7/16議事録に相反する記載があるため、こちら側の立場を先に固める必要がある。 マーケ責任者/経理 今週中
2 出演者の露出方針 制作会社から「特定の人物の露出が増えすぎる点への懸念があったのでは」という指摘があった。この懸念が社内のどの判断だったのかを確認し、公式アカウントに専門家を何本まで出すかを決める。 マーケ責任者/PR 今週中
3 8月の投稿構成の組み替え 撮影が8/24になると、当初想定の8/18投稿開始に実写リールが間に合わない。8/18〜8/23をどう埋めるか(既存素材・フィード先行など)を決める必要がある。 チーム全体 今週中
4 出演者の稼働範囲 現在の出演契約がTikTok前提の場合、Instagramへの出演が範囲内かを確認する。撮影日を1日に集約する提案も、出演者の合意が前提になる。 マーケ責任者 8月上旬
5 動画の二次利用の可否 TikTok向けに制作した動画をInstagramへ流用する構想がある。制作物の権利範囲として二次利用が可能かを、契約書で確認しておく。 マーケ責任者/法務 8月上旬
6 表現チェックの最終責任者 台本を自社で作る体制になると、薬機法・景表法のチェック負荷が自社に移る。一次チェックは自社で行うが、最終確認を誰が担うかを決めておかないと投稿直前で止まる。 マーケ責任者/研究所 8月上旬
見落としやすい点

実写に切り替えると、8月前半の投稿が空きます

制作会社の当初計画では8/18頃から投稿開始でした。しかし撮影が8/24になると、実写リールの初回投稿は8/25以降になります。8/18〜8/23の1週間を、既存素材のフィード・ストーリーズで埋めるのか、投稿開始そのものを後ろにずらすのかを決める必要があります。ここを放置すると、ローンチ前の助走期間が実質1週間短くなります。

06
SCHEDULE

8月からローンチまで

9/10のローンチに向けて、8月は「既存3商品で土台をつくる期間」と位置づけます。9月に肌診断へ流し込むための助走です。

8月上旬 企画・台本の確定 自社で12本分を作成 8/18〜 投稿開始(要調整) 実写リールは間に合わない 8/24 撮影 両媒体分をまとめ撮り(提案) 8/31〜9/1 ティザー再開/先行販売 9/1 会員向け先行販売 9/10 ローンチ 両アカウントから肌診断へ

直近の進め方

制作会社への回答は、個別の質問に答えるのではなく、この資料の内容を体制の提案としてまとめて共有します。
1
STEP 1
社内で3項目を決める
撮影費の許容範囲、出演者の露出方針、8月の投稿構成。この3つが決まれば制作会社へ回答できる。
2
STEP 2
体制を提案として共有
役割分担とAIの線引きを1枚で提示する。制作会社から出ている確認事項の多くは、これで解消できる。
3
STEP 3
撮影日の集約を打診
8/24に両媒体分をまとめられるかを確認する。出演者の合意と、制作会社内の担当調整が必要。
4
STEP 4
費用を確定させる
範囲が固まった段階で金額を詰める。チャット上ではなく、場を設けて決める。
作成 2026-07-28/Instagram運用体制の提案(チーム共有用)。前提となる合意事項は7/16の定例議事録、投稿設計は別途の全体設計資料に基づく。